これは海外ドラマをレンタルビデオ店でDVDを借りて見ていた時代の話です。
海外ドラマを見ることがなく、最新のエンタメの話題にまったく詳しくない私に弟がこのように言ってきました。
もし駅前に行く用事があるならついでにレンタルビデオ店に行って、そこで24というドラマのシーズン2を借りてきて欲しいと。
このとき弟から何度も「借りてきて欲しいのはシーズン2だから。間違ってシーズン1を借りたりしないように」と注意されました。
その後、実際にレンタルビデオ店に行ったのですが、海外ドラマのコーナーの端から端まで全部見ても何処にもシーズン2がありません。
「さ行」の次の「し行」を調べても置いてないのです。
それで近くにいた店員さんに「すいません、シーズン2というドラマを借りたいのですが何処にありますか?」と尋ねました。
すると店員さんがポカーンとした顔でこう言いました。
「シーズン2という名前のドラマはおそらく無いと思います。何かの海外ドラマの2作目のことではありませんか?海外ドラマでは2作目のことをシーズン2と呼ぶんです。」
それでも私は頑なに「いや、シーズン2という名前のドラマが絶対にあるはずなんです。」と言い切って、困惑顔の店員さんに探してもらいました。
当然見つかるはずがありません。
弟には「24のシーズン2」を借りてきて欲しいと言われていたのに、
しかし私の頭の中ではものすごく大きな勘違いをして「シーズン2」という名前に入れ替わってしまっていたのですから。
どれだけ頑張って店内を探してもそのようなドラマは見つかるわけがないのです。
それで結局何も借りずに家に帰り、弟には「シーズン2はどこにもなかった」と言いました。
弟から「え、24のシーズン2なかったの?そんなはずはないけどなあ」と言われ、このとき初めて自分の間違いに気付きました。
これがものすごく恥ずかしくて、弟からどのように思われても構いませんが、あの店員さんは私のことを物凄く馬鹿にしてるだろうなと思って自己嫌悪に陥りました。
そのとき以来、恥ずかしくてそのお店に行くことができなくなりましたし、シーズン○○と聞くとこのときの話を思い出すようになってしまいました。
本当に恥ずかしい黒歴史です。

店員さんは覚えてないだろうけど行けない気持ち、わかります


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