これは私が高校生の時の文化祭での話です。
当時の私ははっきり言ってドが付くぐらいの陰キャでした。
あまりにも日陰者過ぎて誰かと会話をするだけで〇〇君が喋ってる!と驚かれるほどでした。
そんな私は当然文化祭のようなイベントごとでは全て裏方に周っていたので私のクラスの出し物であった演劇でも、小道具を作るだけの係として文化祭をおえるつもりでした。
しかし文化祭当日に事件は起こります。
演劇のナレーターをするはずだったクラスの男子が高熱に倒れ文化祭を欠席したのです。
そして急遽代役を探す流れになったのですが、案の定だれもやりたがりませんでした。
そこで急遽くじのあたりを引いた人がナレーターをするということになりました。
そうです。くじを引いてしまったのは私でした。
しかもそのナレーションは学生特有のおふざけでしょうか、台本が全てツンデレ調で書かれており覚悟無くして読むのはあまりにもな代物だったのです。
しかし本番が迫ってきている上にくじという公平な手段で抜擢されてしまった以上ごねるわけにもいきませんでした。
幸い私は人と話すのは苦手でしたが一人でカラオケに行くのが趣味だったので活舌や発声には自信がありました。
私は覚悟を決め普段カラオケで歌うような心持でナレーションを全力でこなしました。
劇中にクスクスという笑い声が聞こえてきましたが、羞恥心の振り切った私は真っ白な頭で野太いツンデレボイスを披露しきりました。
結果として文化祭自体は無事に終えることができましたがその文化祭の後、私のあだ名は予想通りツンデレになりました。
幸いガタイの良かった私はそれが原因でいじめに発展するようなことはありませんでしたが、あの恥ずかしさだけは大人になった今でもトラウマとして自分の心の中に残っています。
よく頑張りました
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