中学生のとき、友達の誘いで近所の塾に入塾した。
その塾は小規模塾で私と友人、他校の男子生徒3人の計5人構成だった。
他校の男子は友人同士らしく、いつも3人で和気あいあいと話している。
私と友人が前列、男子生徒たちが後列と自然と2:3で別れていた。
中学2年生、異性を意識する多感なお年頃である。
ましてや私は少女漫画育ちで異性に免疫がなかったため、「他校の男子生徒なんて恋が始まってしまうんじゃ・・・」と勝手に妄想を楽しんでいた。
そんなある日の英語の授業。
突然おならがしたくなってきた。
元々おならが出やすい体質という自覚はあったので、普段から肛門の穴を閉めるのはお手のもの。
この日も普段通り肛門の穴を閉めてやり過ごした。
しかし、数分経ってまた迫り来る放屁感。
それもさっきの倍以上の勢いで迫ってくるのが分かる。
もはや英語の授業は頭に入ってこない。
肛門の穴を閉めるのに全神経を注いだ。
しかし次の瞬間、
プウウウウゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜!!!!
けたたましいおならの音が教室中に響き渡った。
これまでの人生で幾度となくおならをしてきた私自身も聞いたことのない放屁音。
一瞬の静けさ。
「・・・プッ、クスクス・・・」
「くくく・・・」
後ろの男子生徒たちが笑っている。
やばい消えたい。
あの時の私の顔は尋常ではなく真っ赤になっていたと思う。
もう消えたい。
男子たちは違う学校だから良かったけど、友人が学校のみんなに言いふらすかも。
そんなことを考えながら英語の時間が過ぎていった。
授業が終わると
「あ〜今日もお疲れさま!帰ろ帰ろ!」
何事もなかったかのように普段通りの友人。
その後も特にからかわれることもなく、男子生徒たちに何か言われることもなく、まじで友人が神に見えた。
でも今思い出しても恥ずかしくて穴があったら入りたい。
みなさんの恥ずかしかった話、穴があったら入りたくなるような話を募集しています。
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