商談のため、出張で奈良に行った時の出来事です。
奈良公園の近くにある観光ホテルに宿を取りました。
商談を無事に済ませて15時にはチェックインしていました。
8月前半の暑い盛りの出張だったので、とりあえず汗を流そうと大浴場に行きました。
部屋にも風呂は付いていましたが、ホテルや旅館では、大浴場の方が広くて気持ちがいいので、私は大浴場と決めています。
大浴場の入口には大きな暖簾が掛かっていて、右が男湯で左が女湯の暖簾でした。
暖簾を潜って右側の男湯に入りかけた時に着替えを忘れていたのに気づき、一旦部屋に戻りって着替えを持って出直しました。
さっきと同じ右の暖簾を潜って脱衣場に入ってみると、平日でまだ早かったせいか誰もいません。
体を洗い湯船に浸かっていると、後の脱衣場のドアが開く音がして風呂場の方に誰か入ってきました。
ドアに背を向けて湯船に浸かっていたので、入ってきた方は見ていません。
ただ、その方は直ぐに出て行ってしまいました。
するとまた直ぐに誰か入ってきて、私の方へと真っ直ぐに向かってきます。
私の直ぐ後で足音が止まったので、湯船から振り向いてみると、私の直ぐ後に制服を着たホテルの女性従業員が立ていて、私を上から見下ろしています。
私がギョッとした顔を見せると、その従業員は「お客さん、困ります。こちらは女湯になっおります」と言うのです。
「確かに男湯に入ったはずだが?」と言いながらも慌てて湯船から飛び出し、脱衣場に走り込みました。
すると丁度4、5人の女性客が脱衣場に入って来たところに鉢合わせしてしまい、女性客は裸の私を見るなり「キャーキャー」と大騒ぎになってしまいました。
これだけでも相当恥ずかしいのに、さらにこの話にはまだ続きがあります。
このホテルでは、最近女湯での痴漢行為が頻発していたために、警察による事象聴取を受ける羽目になってしまったのです。
約30分に渡って、生活安全課の婦人警官から根掘り葉掘り聞かれ、相当恥ずかしい思いをしてしまいました。
結局、私が着替えを取りに部屋に戻っている間に、男湯と女湯が入れ替わっていたのが、そもそもの原因と分かったのですが、「よく確認してからお風呂には入るように」と婦人警官からは注意のお言葉を頂いてしましました。
漫画のような展開ですね
みなさんの恥ずかしかった話、穴があったら入りたくなるような話を募集しています。
些細なことでも構いません。
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