小学生の時のハーモニカの試験のことを思い出すと、今でも少し恥ずかしい気持ちになります。
あの日、私はとても緊張していました。
教室はいつもより静かで、先生が生徒一人一人の名前を呼び上げて、順番に前に出て演奏するのを見ているだけで、心臓がドキドキしていました。
名前を呼ばれるのを待っていると、「山田さん」と他のクラスメートの名前が呼ばれました。
しかし、私は緊張のあまり、自分の名前が呼ばれたと思い込んでしまい、元気よく、「はい!」と答え、勢いよく立ち上がりました。
クラスメートや先生が驚いた様子で私を見ていることにも気づかず、一心不乱にハーモニカを吹き始めました。
吹いている間も、私は心の中で「うまくできてるかな」と不安でいっぱいでした。
しかし、演奏中、ふと顔を上げると、クラスのみんなが笑っているのが目に入りました。
先生も微笑みを浮かべていました。
瞬時に自分のミスに気づき、顔が真っ赤になりました。
「え、まだ私の番じゃなかったの?」と、恥ずかしさで言葉が出なくなりました。
先生は優しく、「今は山田さんの順番だからね」と言ってくれましたが、その場の笑い声はしばらく続きました。
結局、正しい順番が回ってきた時には、もう一度演奏することになりましたが、その時の緊張感は最初の数倍でした。
今振り返ると、それはただの小さなミスです。
クラスメートや先生も笑い話として受け入れてくれたので、そんなに気にすることではなかったのですが、
当時の私はとても恥ずかしく、しばらくそのことを忘れることができませんでした。
この経験から、緊張しすぎずに冷静に状況を見つめることの大切さを学びました。
真面目さが伝わってきて微笑ましいです
みなさんの恥ずかしかった話、穴があったら入りたくなるような話を募集しています。
些細なことでも構いません。
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