前回このような記事を書きました。

今回は約20年遅刻常習犯だった私が、遅刻癖を改善するために行ない効果のあった方法をご紹介します。
ちなみに私が遅刻を改善しようとしたきっかけは遅刻魔の自分だと今の生活が成り立たないと感じたからであり、「こいつ遅刻するやつ」と周りに認知され、かつ受け入れられていて自分も困っていない方はそれはそれで良いと感じています。(ひろゆきさんみたいな方です)
それでは!どーん!

1.本当の予定の前に自分だけの予定を入れる
個人的に一番効果があったのがコレ。
「友達との待ち合わせ前に気になってたお店でモーニングしよ」
「◯時から約束だから、その前に本屋さんで読みたかった本を見てみよう」
「約束前に一人であのカフェで読書してから行こう」
などなど、「本来の遅刻したくないスケジュールの前に個人的な予定を入れる」ことです。

これは驚くほど効果があります。
実際に予定の前の予定を実践できたかというと、達成率は20%くらい。
そうです、家を出る時間が遅れるからです。

『あ、やっぱりあれやってから出かけようかな』と色々やりだしたりね…。
遅刻癖のある方は共感してくれるはず!!
それでも人との約束に間に合う確率はかなり上がりました。
約束の時間に間に合うと気持ちにも余裕ができ、本来の予定もこんなに楽しく過ごせるんだ!と実感します。
「学校に遅刻してしまう」という方は以下のような方法もおすすめ。
- (校則でOKなら)登校前に朝マック(コンビニコーヒーでも◎)に行く
- 朝この曲orこの本を読もう!と登校前の楽しみを用意しておく
- 登校前に友達と予定を入れる、待ち合わせて登校する
人を巻き込むと誰かに迷惑をかけるプレッシャーも相まって遅刻率がぐっと下がります。(ただし万が一遅刻しても許してくれる友人に限る)
2.絶対に起きれるアラームをセットする
朝弱い民はアラーム必須ですが、効果があったアラーム法をご紹介します。
①絶対に起き上がらないと届かない場所にアラームをセットする


スマホでもOK。寝たまま触れられる場所ではなく、布団から出ないと止められない場所にアラームをセットします。
②光目覚まし時計を利用する
部屋の遮光性が高いのであれば光で目が覚めるアラームは効果的です。
人間は「光=朝」と認識するようにできているからです。


光があるだけでビックリするほど寝起きが良くなります。
私はスマホのアラームよりも目覚めが良かったです。
日の出が遅い冬でも起きやすく、手元に明かりが欲しいときにも嬉しい。
③アレクサでアラームをセットする


一家に一台欲しいアレクサ。
「アレクサ、朝7時にアラームをセットして」と言うとアレクサが指定の時間にアラームをかけてくれます。
アレクサはアラームを止めた後に今日の天気→朝の音楽をかける設定をすることも可能。
アレクサのアラームは声で止めるので、声を出すと思った以上に目が覚めますよ。
一度試してみて下さいね。
3.時間を逆算して正確に計算する
予定の時刻に間に合うためにはその前に何をすればいいのか?
待ち合わせ時間から逆算して書いていきます。(可視化大事)
大切なのは事細かに書くこと!!
朝食、着替え、洗顔、メイクなど…。
自分がそれぞれにどのくらい時間がかかるのか、分刻みで逆算しましょう。


“そもそも自分が出かける前にどのくらい時間がかかるのか分からない”という方は一度起床から出発までの時間をストップウォッチで測ってみて下さい。
そのかかった時間+15分くらいを出発前に確保できると良いですね。
4.小さな目標を作る
これまで運動してこなかった人が「今日から毎日腹筋100回!」が難しいように、「遅刻→時間に間に合う」までのステップは簡単そうに見えて遅刻魔にとっては難しいもの。
今まで遅刻魔だった人が【今日から毎日5分前行動できる人】になるのは無理です。
まずは小さなステップから始めてください。
例えば
- 今まで予定時刻よりも15分寝坊していたとしたら、10分に短縮できるよう挑戦する。
- 今まで30分遅刻していたのなら、まずは20分の遅刻に短縮できるよう挑戦する。
これは自分なりにアレンジしてください。
そして達成したら「あ~今日も時間を守れなかった」とひとくくりにするのではなく、「昨日は15分寝坊しちゃったけど、今日は10分に短縮できた!自分えらい!」と褒めてあげてください。
この小さな積み重ねは有名著書「小さな習慣」を読むと納得できるかと思います。
大人に近づくにつれ、当たり前のことで褒められる機会って少ないですよね。
でもこの世の中で毎日生活しているだけですごい、というマインドで自分を褒めてください。
自分に褒められただけでも結構嬉しいので、また褒められるように次の日も頑張ろう!と無意識に行動できるはず。
5.時間を守るための基本的なこと
以下は時間を守っている方々にとっては当たり前のことかもしれないまとめです。
- ギリギリ間に合う時間の2、3本前の電車で行くつもりで、調べてスクショ
- 電車やバスで楽しめるもの(本、音楽、動画など)を用意しておく(出かける楽しみを増やす)
- 身支度は前日までに用意しておく
出かける当日にかばんや持ち物、洋服を用意して、人に渡す予定の物を忘れたり、財布を忘れたり、幾度となく失態を犯してきた人間は私です。
【番外編】カウンセリングで衝撃を受けた言葉
以前別件でカウンセリングを受けていて、そのカウンセラーに遅刻について相談をしたことがありました。
良い大人が時間を守れないことを相談するなんて恥ずかしいな…と内心ドキドキでしたが。



カウンセリングの内容とはちょっと違うんですが、私は小さいころから時間を守ることがどうしてもできないんです。



時間を守るとどんなメリットがあるか分かってないんじゃないかな。
時間を守ると、どんな良いことがあると思いますか?



幼少期からの行いを正すには、自分の中の子ども心に『それをすると自分にとってどう良いのか』、メリットを伝えると良いよ。子ども心は、自分にとってメリットを感じないと動かないから。



なるほど…



どうして時間を守ることが大切かっていうと、時間を守らないと周りから信用されないんだよね。
仕事でも、誰よりも早く来る人は大体仕事ができる。みんなからの信頼も高くなるんだ。
その場で一番早く来た人がエネルギーが高くなるらしい。人より優位に立てるんだよ。影響力が高くなるの。
そうすると不思議と、自分の思った通りになりやすいんだよ。



もし僕だったら、子供にこんなふうに伝えるかな。



ほー!それは初耳でした…



武道や腕相撲なんかでも、先にお辞儀したほうが力が強くなる。不思議なんだけどね。
遅刻すると影響力も低くなるし、信頼も落ちる。
見えないけれどエネルギーとしてそういう力が生まれてしまうんだよ。



それは知らなかったので衝撃です。



あとは、”時間に間に合わない”と意識しすぎないこと。
「間に合う」と言いながら太ももをパタパタすると間に合うようになるよ。
などなど、私としては目から鱗の衝撃的な会話でした。
先生の話を要約すると、
- 幼少期からの行いを正すには『それをすると自分にとってどう良いのか』、メリットを理解すると良い
- 時間に間に合うように行くというのは、「自分の心を整える」「相手と自分に信頼を与える」「その場の影響力が高くなる」など、様々なメリットがある
- “時間に間に合わないこと”を意識し過ぎず、「間に合う」と言いながら太ももをぱたぱた軽く叩くとそのうちに間に合うようになる
このときの会話でメリットがあることを学んで、カウンセリング後に遅刻が激減しました。
遅刻で本気で悩んでいる方が少しでも減りますように
今回は私が遅刻癖を改善した方法について解説しました。
あなたの「遅刻ぐせ、これで治った!」という方法があればぜひコメント欄などで教えてください。
少しでも同じことで悩んでいる方の参考になれば幸いです。

