私が中学一年生の時の話です。
体育の授業で柔道がありました。
初めに習ったのは受身をとるという内容。
片手で畳を叩き、衝撃を和らげる簡単な動作なのですが、その時の私は凄く緊張していました。
受身をきちんと出来ているかどうかを先生が数人の生徒を適当に指名して、一人ずつクラス全員の前で披露するのです。
選ばれたくないと必死に願うも、こういう時に何故か当たってしまう私です。
順番は最後。
先に受身を披露するクラスメイト。
その友達が茶化したり笑ったり雰囲気は明るいものでした。
ザワザワしてて、ふざけ合って、緊張も和らいだ所で順番が回ってきた時に、先生が静かにしろと注意しました。
シーンと場が静まり、全員が注目する。
一気に緊張し、身体のどこかがキュッと縮み、ブブッ。
そのまま屁をしてしまいました。
2回も。
小さめの音だったのに、静かな為大きく聞こえて恥ずかしかったです。
更に追い討ちかけるように先生が、屁なんて誰でもするから気にするなと言いました。
クラスメイトから、くすくすと笑い声が聞こえて、消えてしまいたいと思いました。
人前で盛大におならをした同志として、その気持ち、分かります。
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